今回は、AI画像生成において一段と難しい
「座りポーズ」に挑戦した記録をお届けします。
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なぜ座りポーズが難しいのか?
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どんな工夫をすれば自然な画像ができるのか?
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最終的な成功プロンプトは?
実例とともに、たっぷり解説していきます!
なぜ「座りポーズ」が難しいのか?
AIで座りポーズを作ろうとすると、よくこんな問題が発生します。
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脚や腕の位置が不自然
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座っているはずなのに、立っているように見える
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背景と体の接地面が不自然
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パース(遠近感)が崩れる
つまり、姿勢や接地感を正確に描かないと違和感が出やすいんです。
とくに「脚の曲げ方」や「重心の置き方」は座りポーズの肝!
これをうまくプロンプトで指定できるかが、成功へのカギになります。
【失敗例】最初に試したプロンプト
まず試したプロンプトはこちら👇
"a beautiful young woman sitting on a chair, full body, photorealistic"
ですが結果は、
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イスの形と体がズレている
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脚が変な方向に曲がっている
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そもそも座っていない(中腰みたい)
という悲しいものばかり…。
「sitting」と書いただけでは、
座っている自然なポーズにはなりませんでした。
試行錯誤① ポーズを細かく指定する
まず試した改善は「ポーズの詳細指定」です。
例:
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"sitting casually with one leg over the other"
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"sitting straight with hands on knees"
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"leaning slightly forward while sitting"
など、座り方のスタイルまで指示。
すると、脚の位置や手の位置が自然になってきました!
ただ、まだ時々、
脚が途中で消えたり、椅子に座っていなかったりすることもありました。
試行錯誤② 接地感を強調する
次に意識したのは「接地感」。
具体的には、
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"firmly seated"
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"chair is visible under her"
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"contact between body and chair looks natural"
など、体がちゃんと椅子に触れていることをプロンプトに追加。
これにより、
「浮いて見える問題」がかなり改善!
また、椅子の形もきちんと描かれるようになりました。
試行錯誤③ 背景とパースを整える
さらに、背景やアングルを調整。
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"sitting in a cozy cafe, wide shot, cinematic perspective"
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"natural light coming from the side"
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"background slightly blurred"
こうして、背景と人物の遠近感を自然にすると、
座りポーズも一気にリアルになりました。
特に「wide shot」「cinematic perspective」の指定は超重要でした!
【成功例】最終版プロンプト
最終的に安定して自然な座りポーズが作れたプロンプトはこちら👇
"a fashionable young woman sitting casually on a stylish chair in a cozy cafe, crossing her legs elegantly, smiling softly, full-body visible, cinematic wide shot, entire body inside the frame, chair visible and natural contact between body and seat, sunlight from window, slightly blurred background, photorealistic, high-resolution --no cropped limbs, no floating, no unnatural posture"
ポイントは、
✅ 座り方のスタイルを具体的に書いた
✅ 椅子と体の関係性を明示した
✅ 広角&自然光の設定でリアリティを出した
✅ ネガティブプロンプトでミスを防いだ
ことです。
出来上がった画像の特徴
このプロンプトで生成した画像は、
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完璧に座った自然なポーズ
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脚の組み方も違和感ゼロ
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背景との距離感もバッチリ
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手の位置も自然
という大成功!
「座りポーズは難しい」と言われがちですが、
ここまで安定して出ると本当に嬉しくなります。
座りポーズを作るコツまとめ
まとめると、座りポーズ成功のコツは次の通り👇
① 座り方を具体的に指示する
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casual, formal, crossing legsなど
② 接地感(chairとの接触)を明確に
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firmly seated, contact looks natural
③ 背景・光・パースを整える
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wide shot, cinematic perspective, soft light
④ ネガティブプロンプトで事故防止
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no floating, no unnatural limbs
これらをしっかり組み合わせれば、
座った自然な全身キャラクターを作ることができます!
まとめ
座りポーズの画像生成は、
立ちポーズよりもさらに細かい工夫が求められます。
でも、プロンプトをしっかり設計すれば、
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自然な座り方
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接地したリアルな体勢
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背景との一体感
をきちんと表現できるようになります!
ぜひ、今回のプロンプト例を参考に、
みなさんも座りポーズの生成にチャレンジしてみてくださいね!
それではまた!